フィンレージの会は、不妊 及び 子どものいない人のこれからを考えるグループです。
発足は1991年1月。『不妊―いま何が行われているか』(晶文社刊)という本の翻訳・出版がきっかけとなって会が誕生しました。
不妊に悩む人・不妊の問題をかかえた人のための自助(セルフ・ヘルプ)グループとして活動してきました。これまで治療中の人、治療を休止した人、治療で子どもができた人、子どものいない人生を考えている人などさまざまな方が関わってきました。

不妊について語り合える、同じ立場の人同士が体験や痛みをわかちあいながら、仲間との交流を通して、不妊の問題を自分自身の中でとらえ直していけるようにと考えています。

「子どもがいてもいなくても抑圧されず、差別されない社会」をめざしています。
 「産んで一人前」などの価値観に、そうではないことをメッセージしつづけています。

「フィンレージ」の名前の由来は?
当会が発足するきっかけになった本「不妊―いま何が行われているか」の原著「INFERTILTY」は
FINRRAGE(Feminist International Network of Resistance to Reproductive and Genetic Engineering:生殖および遺伝子工学に抵抗するフェミニストの国際ネットワーク)が編集しました。当会も、これにちなんで「フィンレージの会」と名づけました。
ただし、当会は生殖技術への抵抗を目的としているグループではありません。